囲碁ひだまりとは?

囲碁ひだまりの活動の3本柱

囲碁ひだまりの活動の3本柱

囲碁情報ポータルサイト運営

これは囲碁ひだまりの最も重要な活動です。

  • 供給過剰の囲碁情報を整理して探しやすくする
  • 自分に適した高品質の囲碁情報に触れる機会を増やす
  • 囲碁をネット上で他種ゲーム同様に目立たせる

これが重要な理由は次の「なぜポータルサイト?」以下をご覧ください。

イベント開催(囲碁初心者向け)

囲碁を始めた方々が継続しやすい環境の整備を目的として、初級者が囲碁を楽しみ、他の囲碁プレイヤーと知り合えるイベントを開催しています。2023年7月時点では、月1回のリアルパーティーと月3回のオンラインイベントです。

https://igo-hidamari.net/event/​

コンテンツ配信(囲碁を知らないかた向け)

囲碁を知らない方々に興味を持ってもらうのに最も効果的なのは、「囲碁を楽しむ姿」を見せることと考えています。他の様々な手法も構想していますが、とにかくまず第一歩として、「楽しむ姿」の動画を制作&配信することを優先しています。

https://www.youtube.com/channel/UCVWbM9DkKNNSFITFwb4FVXQ​

なぜポータルサイト?

囲碁情報は供給過剰

囲碁情報の「需要」と「供給」のバランスは、供給過剰と考えられます。ネット上では将棋と比べて約4倍とのデータがあります。これと似たような状況はネット上だけでなく、他のメディアを含めた社会全般でも起きていると推測されます。

※表は横にスクロールします

供給過剰でなぜ悪い?

直接的なデメリットは、囲碁情報の価値が全般的に低下することです。記事コンテンツ・動画コンテンツ・棋譜など、何でも「余っている」状態であれば価値が低くなります。

でも実はもうひとつ大きなデメリットがあって、こちらが大きな問題です。ネット特有の市場原理の中では、供給過剰の情報は「低品質」「価値が低い」との評価が与えられて、結果として他種のエンタメやゲームの情報と比べて目立たない状況を招きます。これが長年にわたり続いているため、次項の負のスパイラルを生まれていると推測されます。

なお囲碁情報の価値評価が低いことの影響は、Googleやヤフーなど検索サービスだけなく、YoutubeやInstagramやFacebook等々ネット上のあらゆるサービスにも及んでいます。コンテンツ価値評価は、キーワード検索結果ページの掲載順位だけでなく、オススメ表示されるユーザ数や頻度にも直結しています。

負のスパイラル

普通の感覚では、囲碁情報が多いのは良いことだ、少ないより多いほう良い、と思いがちです。でもそれは、適正需要を伴う場合には正しいのですが、需要が少なくて供給だけが多い場合は、ネットの仕組みでは「広告」とか「スパム」と似た評価が与えられるデメリットが生じます。

ネット上の囲碁情報にいま起きている負のスパイラル

なぜこんなことに?供給過剰の背景

これはひとつの仮説ですが、新聞社を中心とする大手メディアの長年にわたるスポンサーシップが主な要因ではないでしょうか? 通常のエンタメやゲームの場合、売上に応じてコンテンツが生まれる、つまりお客様が支えて成長するものです。しかし囲碁の場合は、お客様ではなく大企業スポンサーが支える形で、棋戦運営・棋譜生産・コンテンツ制作&配信がおこなわれてきました。

実は情報だけでなく、おそらくサービスも同様で、供給過剰のために価値が低下しているようにお見受けします。指導碁サービス・棋戦スポンサー枠、ひいてはプロ棋士の人数も余っているのが現状ではないかと。需要が少なくても収益が多いという、極めて稀で恵まれた環境が現在の状況の招いた背景と拝察します。

どうすればよい?現実的な打開策

「負のスパイラル」から脱却するのは容易ではありません。供給過剰の状態を解消するには、供給を減らして需要を増やせばよいのですが、どちらもすぐに実現できるとは思えません。そこで供給過剰の状態を抱えながら、少しずつ需要(=囲碁ファン)を増やして「負のスパイラル」を断ち切ることを目指す、現実的な打開策が囲碁情報ポータルサイトです。

ひだまりが囲碁情報ポータルサイトで目指すのは、「高品質の囲碁情報を目立たせること」です。ネット上のシステム評価では価値が高く判定されない優良コンテンツを、人間の目による評価でピックアップしていくのが第一歩となります。これは初期のヤフーで存在した「ディレクトリ検索」に近いイメージです。囲碁ファンおよびその予備軍の皆さまが、自分に適した良い情報を見つけやすくします。

さらに情報を集約することの効果も狙います。いわゆる「専門ポータル」の効果の例を挙げると、例えば、世の中の飲食店のホームページは、近所のラーメン屋さんとか、ひとつひとつのページはネット上で大した価値評価が与えられていません。しかし、それらの情報を集約した「食べログ」や「ぐるなび」は、多くの情報量とユーザ数を得ています。その結果として、特定の飲食店とは別に、「グルメ情報」という一つの分野が確立されて高いメディア価値が生まれました。囲碁情報も集約を進められれば、徐々に現在よりも価値が高まることが期待できます。

ということで、人手に頼る囲碁情報ポータルサイトを成長させることは、おそらく唯一の現実的な現状打開策と考えられます。しかし一方で、人手に頼るがゆえに、人件費コストという悩みがあります。私たちのチャレンジに、囲碁業界と囲碁ファンの皆さまの暖かいご支援をいただけるように願っております。